絶対の客人

サクラメント 死の楽園の絶対の客人のレビュー・感想・評価

サクラメント 死の楽園(2013年製作の映画)
4.2
『イーライ・ロス』Presents♪
【グリーン・インフェルノ(監督)】&【サクラメント 死の楽園(製作)】公開記念♪…プラス、2本観賞して缶バッジ貰っちゃったよ記念♪


次はコレ!
『イーライ・ロス』が製作に回り、【V/H/Sシンドローム】の1エピソード【SECOND HONEYMOON】を監督した『タイ・ウェスト』が贈るP.O.V.【サクラメント 死の楽園】

『イーライ・ロス』っぽいグロさは全く無かったが、元々大好物のP.O.V.にカルト宗教の奇行というテーマは、個人的に【グリーン・インフェルノ】以上に魅力的♪

ただちょっと、正攻法で攻めて無難なところに落ち着いてしまった感は否めない。斬新さがあまりなかったのが残念だった。

これならば【V/H/S シンドローム】の続編、【V/H/S ネクストレベル】の1エピソードで【ザ・レイド】の『ギャレス・エヴァンス』が監督した【SAFE HEAVEN】の方が、似たようなテーマでありながらグロさ的にも内容的にも、個人的には斬新で楽しめた♪

とは言うものの、ヤッパリ自分はこういうのが好きみたいで、点数的には及第点♪十分楽しめました♪


薬物中毒で矯正施設に入れられていた妹が突然消息を絶った。それからしばらくして、「楽園にいる。今はとても幸せ。兄さんもこっちで一緒に暮らしましょう」という妹からの奇妙な手紙が兄の元へ届く。

妹がカルト教団に拉致されていると感じた兄のパトリックは、過激な映像製作で知られる<VICE社>のサムとジェイクの協力を得て<エデン教区>と名付けられた信者たちの暮らす山奥に潜入取材を敢行。

教祖を<ファーザー>と呼び、崇める信者は皆、とても幸せそうに自給自足の生活を営んでいるのだが、サムたち取材班はその様子に、どこか違和感を抱くのだった。

そしてついにVICE取材班は、教祖である<ファーザー>に独占インタビューを行う許可を得る!果たしてこの教団の実態とは!

そしてこの先彼らに何が起ころうとしているのか!そこには、9.11以前においては、戦後最大の狂気が待ち受けていた!

そう!この作品で描かれるのは、実際にアメリカで起きた事件にインスパイアされた物語!


そう考えれば斬新さがないことこそがリアル!と捉えることもできなくはない。それは観た人それぞれが感じることだろう。

実際の事件の際には取材のカメラなど入っていなかっただろうが、もし入っていたら…あなたはその狂気を追体験することになる。