くりふ

ボクと結婚して!のくりふのレビュー・感想・評価

ボクと結婚して!(2004年製作の映画)
3.0
【プリちゃんだけが救ってくれる】

ネフリにて。サルマーン・カーンとアクシャイ・クマールがプリヤンカー・チョープラーを獲り合う、2004年のボリウッドのほほんラブコメ。

メジャー作品の筈だが、(当時)15年前だとこんなトホホ品質でも、インドではヒットしたんだね。まあ自国内向けの映画だし、結婚することの不自由さから、こんな不自由な物語でもたぶん、夢を持てるのだろう、とは憶測するけれど。

展開は、要はイジメ劇で、途中で付き合いきれなくなる。ラストでそうなったワケがワカルけど、そこまでの時間が長すぎて既に、物語に興味を失っている。

そもそも、アレが解決策とは思えない。周囲を巻き込み、死人も出そうになっていたのに。

サルマーンとアクシャイが魅力的なら違ったが、二人とも迷惑野郎にしか見えず、まるで接点持てなかった。まあ、プリちゃんだけが目当てだったので、蕾な彼女を眺められたのは収穫。キャリア初期でホント蕾のように固く、踊らせると野暮ったい。役もトロフィーワイフ的。でも美女だからぜんぶ許す。

男らのドタバタに目途が付き、ヒロインの思いにようやくフォーカスされると、映画としても落ち着いてきて、ダンス&ソングシーンも少し没入できるようになる。このシーンなんてけっこう好きだ。

https://youtu.be/1jjDs69WWUQ

サルマーンがだんだん、大神源太に見えて来るのがまた、楽しくて。

最近の作品から振り返ると、ボリウッドって2000年代にかなり進化したんだね。インド映画全体がそうなのだろうけど。あまり本数見ていないと、こうした発見が今頃できて楽しかったりするのでした。

プリちゃん初の映像作品らしいMV見つけたので、ついでにリンクなど。

https://youtu.be/L3lvxV7r5bs

うーん、プレーンなプリちゃん!

<2019.1.15記>
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