千里

たまゆら 卒業写真 第2部 響 ひびきの千里のネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

「たまゆら」シリーズ完結編4部作の第2部。第1部はぽっての進路に焦点が当てられたのに対して、今作ではのりえちゃんとかおたんの進路に焦点が当てられている。のりえちゃんの夢があるからこその悩みと、かおたんの夢がないからこその悩みを兄妹・姉妹の関係性を凄く上手く使って描かれていたと思う。自分はどちらかといえばかおたんタイプだったので、夢に向かって動いてる人は本当に輝いて見えるし、今作ののりえちゃんは本当に輝いてて素敵だった。そしてかおたんのやりたいことがないからこその進路との向き合い方。やりたいことがないなら自分の資質から仕事を選ぶってことなのだけど、それに気づかせてくれるのが姉っていう構図が凄く良かった。


「幸せは訪れるものじゃない、皆の笑顔で生み出すものだ。」
マエストロの台詞。なんて素敵な台詞なんだろう...。
千里

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