神風特別航空隊の生き残りのかたに2015年ごろ取材したドキュメンタリー。
インタビューを受けてるみなさんは90歳を越えていたので、いまはもう鬼籍に入られているかもしれない。
彼らはエリート中のエリートで、悲壮感はまったくなかったという証言に聞き入った。
そうかと思えば、夕焼けの海で婚約者の名前を叫んでいたという話も聞けた。
この手のやつには珍しく、神風アタックを受けたアメリカの軍艦についての取材もあった。一部では美談として扱っているいっぽうで、アメリカ側からすると、神風は地獄でしかなかったという。
左右のバランスもちょうどよかった。
ドキュメンタリーのお手本のような作りになってて、直球のストライクをど真ん中に投げ込まれた感じだった。
こういうのがもっと見たい。
面白かった。