あきこ

キル・ビル Vol.1のあきこのレビュー・感想・評価

キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)
4.8
ユマサーマンかっこいい。
特に黄色と黒のボディスーツ着てバイク乗るシーン、スズメバチみたいで凶暴でイカつい。
オーレン石井とその手下が肩で風切って登場するシーン、あの有名なテーマソングと相まってカッコよくて痺れる。

後半の死闘、主人公強すぎ!
マンガだね、こりゃ。笑
頭とか手足吹っ飛びまくり、血しぶき上げまくりなので、グロ苦手な人は注意かも。
アメリカ版だとグロいシーンは白黒なのだが、昔のチャンバラ映画感が出て一層雰囲気があった。

映像と音楽とカメラワークの組み合わせが天才的。
雪の中での決闘シーン、いかにもベタな(でも洗練されていて美しい)「和」な映像なのに、bgmはフラメンコ風音楽...!
しかしその音楽が決闘シーンの哀愁と緊張感を見事に演出していて芸術的だった。

日本のヤクザ映画とアメリカのアクション映画の魅力が上手く融合されていて、作品全体の雰囲気が、まるでフージョン料理(例えるならアメリカのロール寿司)みたいで好き。笑
タランティーノ監督は日本が大好きで、ヤクザ映画や時代劇の名作をたくさん見ていたらしいが、日本映画の特徴を捉えているからこそ、凝った演出ができるんだろうな。
あきこ

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