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キル・ビル Vol.1のnori007のレビュー・感想・評価

キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)
3.8
「マンハント」を見たら、とてつもなく「キル・ビル」が見たくなってしまった。
それはジョン・ウーが描く日本とタラちゃんが描く日本を比べたかったのかもしれない。
初見の時は、あまりのスプラッターにかなり引いたのだが、東映作品や、ボンクラ映画を見まくって映画育成を遂げた結果、俺自信が普通に楽しめる観客に成長を遂げていた。
これはタランティーノの脳内を映像化した寓話なのだ。なので誇張した表現などは笑い飛ばせばいいのだ。
自分にもっともツボだったのが、布袋寅泰と梶芽衣子の曲。これがハリウッド映画で聞けるとは。ブルース・リーのトラックスーツを模した衣装も最高である。そして敵はカトーマスク。イエローのバイク。ここにグッとくる人は多いのではなかろうか?それと何と言っても栗山千明のゴーゴー夕張も最高。
こうして改めて見ると園子温監督や西村喜廣監督は、かなりタランティーノに影響を受けているんじゃないのかな?そんな無茶ぶりを詰め込んだ映画であった。
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