タイトー

あの日のように抱きしめてのタイトーのレビュー・感想・評価

あの日のように抱きしめて(2014年製作の映画)
4.7
第二次世界大戦後、深い傷を負いながらも収容所から帰還した女性ネリーが主人公。
彼女にはある目的、そして希望があった。それは愛する夫のもとに帰ることだ。
しかし、顔の手術をしどうにか再会するが、あることを持ちかけられる……
そんな感じに展開していく物語。

ユダヤ人であること、それ以前に女性であり、夫を愛していること。
最初はユダヤ人だって必要ある?って思ったのだけど、観ていくうちに引き込まれ最後はもう、余韻。
ナチス要素は少なく、どちらかというとネリーという女性のその後の人生を静謐に描いている。言葉数は全体的に少なく、主題歌ともいえるSpeak lowには心が震えるだろう。そんな作品だった。良かった。
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