ラルジャン

あの日のように抱きしめてのラルジャンのレビュー・感想・評価

あの日のように抱きしめて(2014年製作の映画)
3.7
展開はあらすじで説明されたことが大半。それをゆっくり丁寧に描いていく。とはいえ説明が極端に少ないのでこの場所はどこ?この人は何?という単純な疑問をずーっと頭で推測しながら見る。妻と夫の場面では特に、彼らの心理を読み取ろうと全神経を集中して見る。結果、疲労感も大きいが、最後のシーンですべてが報われる。完璧なエンディング。
ドイツ映画を見るといつも感じる「人間への不信」とそれにあらがおうとする「誠実さ」はこの作品で特に光っている。
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