かぴばる

ウソはホントの恋のはじまりのかぴばるのレビュー・感想・評価

3.8
 アメリカン・ストーカーラブコメ。カフェ店員の女性に恋をする売れない小説家の主人公が、ひょんなことから知った彼女の名前を手がかりにSNSで情報収集し、理想の男性を演じて接近するお話。

 やっていることはただのネットストーカーなのだが、軽快なユーモアと冴えないなりの爽やかさでカバーされており楽しんで観られる。ただ、終盤美術館でキレ散らかすシーン、あれは(いくら直後で自らの過ちに気付くとはいえ)さすがにキモすぎる。あそこで鑑賞者も主人公のキモさに気付いてしまい一瞬真顔になる。

 しかしブルックリンてだけでおしゃれよね。日本人は騙されてしまう。ピーター・ディンクレイジみたいなカフェ店長がいても不思議じゃない気がしてくる。いてたまるか。