もやし

神のゆらぎのもやしのレビュー・感想・評価

神のゆらぎ(2014年製作の映画)
4.5
手をかけて作ってあるから惹き付けられて見ちゃうんだけど、最終的に言いたいことがエホバの証人への皮肉っていうとんでもなく浅い映画。
エホバの証人なんてそもそも少数派なのに何でさらに問い詰めるような映画を作ったのだろう。


白血病で死にそうなのに輸血を拒んでる主人公の話と、最終的に墜落する飛行機に乗った人達の話を織り交ぜた味わい深い群像劇。


登場人物皆運命の転換点を向かえていて、エホバ関連以外にも神のイタズラというテーマがあるのかなとは思う。
でも最後ダメ押しで宗教批判したからやっぱエホバ批判だと思う。

でも役者の力か演出の力か脚本の力かわからないけどでも何故かとても面白い映画。
シリアスさと変なユーモアが混じって笑、深いのか浅いのかよくわからないけど笑、ある種の没入感は保証します。
最後に全ての登場人物のストーリーがわざとらしくなく適度にわかりにくく収束していく感じはとっても味わい深いです。
暇潰しにはとても向いていると思います。

ちなみにグザヴィエ・ドラン主演です!
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