Aya

サウルの息子のAyaのレビュー・感想・評価

サウルの息子(2015年製作の映画)
3.6
カメラアングル(サウルをバストアップで撮って周りはピンボケ。収容所の悲惨な状況がニュアンスで伝わる)が新鮮でとても良く考えられた撮り方だった。
ガス室に閉じ込められた人々が内側から「助けて」とドアを叩く音が観てる私に音と振動で伝わってきて、ガス室にあたかもいるかのような錯覚を起こし、ここが一番精神的に堪えた。
戦時下では理性というものが捻じ曲げられ、あるのは勝者か敗者かだけでした。
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