このレビューはネタバレを含みます
記録用メモ書き。
主人公サウルの視点として、狭い画角で展開する。
直視したくないのであろう、収容所の様子は意識の遠くに置いている。
周りのゾンダーコマンドの人達は生に対する執着がまだしっかりある中、この主人公は息子らしき死体に完全に意識を奪われてしまった感じ。周りに迷惑をかけすぎだろうに、面倒を見てくれる仲間は親戚か何かだったのかな?
最後に出てきた子どもに見せた笑顔から察するに、あの年頃の子どもみんな息子に見えるぐらい心がやられたのだと、ただ本人は幸せそうな終わりだと解釈。