最後まで、人間であり続けるために・・
の、サブタイトルの意味がわかりました。。が、これは難しい作品でした。
アウシュビッツ収容所での悲惨な出来事は、これまでにもいろいろ映画化されていますが
ここまで赤裸々なのは、怖いし、、見るのが辛い。
あからさまな映像は無いけど、
サウルの視点から端々に移る映像だけでもその、人としての尊厳、の意味が分かる。。
ゾンダーコマンドという特殊部隊、のちに殺されることを承知で同胞をガス室送りにする仕事をしながら
息子を見つけてしまいます。
そのとたん彼の中で、人、が目覚めてしまったのだろうか。。
確かに、自分の息子のためにいろんなことを犠牲にするのはどうかと思うが、
終始なりふり構わず、収容所内を奔走する彼はそうでもしないと狂ってしまう、と思ったんだろうか。。
或はすでに狂ってしまっていたのか・・
親としての感情移入は無かったけど、
映画的に、
アカデミー賞は、
分かる気がします。。
誰かに薦めたい、とは思わないけど、観るべき映画でした。。