トノモトショウ

サウルの息子のトノモトショウのレビュー・感想・評価

サウルの息子(2015年製作の映画)
3.0
極端に限定的な視点は、物事の残酷さを想像力で無惨にも補わされる効果があり、同時に主人公の行動に肉薄させることで常に緊張感がつきまとう。物語には何一つとして希望はないが、ラストの男の笑顔から、彼だけは悲しくも救いを得たのだと思いたい。