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サウルの息子のfilmarksのレビュー・感想・評価

サウルの息子(2015年製作の映画)
2.5
寝不足でウツラウツラ見たせいかあまり入り込めず。

物語はシンプル。
収容所で死体処理の担当者(サウル)が息子の死体を見つけ、きちんと埋葬したいねん!と頑張っちゃうお話。

だからユダヤ人を人間扱いしないとことかを強く描く。

この映画はある意味、出落ちというか、最大の見せ場が始まりにあり、その後失速していく感じ。

始まりのガス室のシーン。

苦しむ人たちの叫び声や壁を叩く音…それを聞きながら死体処理の仕事が始まるのを待つ主人公。

そこはいいと思う。

けれども物語が進む中で、彼が目的のために縦横無尽に動き回っちゃうので、生き延びちゃうことに違和感。

あとは息子への愛。
それがあんまり伝わらなかった。
それを描く描写があまりにも少なすぎるというか、抱きかかえて泣き崩れるわけでもなく…

多分あの環境にずっといたらそういう状態になるのがリアルなのかもしれないけど

映画なので、もう少しドラマ性を加えてもいいんではなかろうかと

暖かい描写がないと、残虐性が引き立たないというか、どちらかというとライフイズビューティフルみたいな方が苦しくなる。


最後は爆睡してたのでもう一度見たいと思います。
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