町尾

ロブスターの町尾のレビュー・感想・評価

ロブスター(2015年製作の映画)
3.8
これはなんて言うんや、理不尽コメディ?よくわからんけどなんか面白い。

正直半分くらいは一体これは何を見せられてるんやろうって気分にはなった。特に世界観のせつめいがないんやけども、一種のディストピアSF的な世界ってことでいいのかなぁと思いながら(この辺は現実社会のメタファーとかも混ざってるのかもしれんけど)、結構物騒なことが起こっている割には絵面がずっとシュールで不思議な気持ちなる映画です。この後に同じ監督が撮る「聖なる鹿殺し」もそうなんやけど理不尽な状況を強制される話、なのにこちらはコメディ寄りな見せ方で余計に変。面白い作品ではあるけど感想にすごく困る。とはいえこれは自分は経験したくないなぁ嫌だなぁって思いました。一応現代と地続きな感じの世界なのに、人間が動物に改造されるって話がサラッと説明もなくブッ込まれるのがよくわからなくて嫌いになれない。でも、改造されるならロブスターになりたいって、ねぇ?あとはシュールすぎて印象的なシーンの数々ですよ。レジスタンス達のイヤホンでそれぞれ音楽聴きながら踊るダンスパーティとか、街に出る時に毎回同じ道をテクテク徒歩移動してるとことか、その他沢山のなんやねんコレ。
町尾

町尾