嫌いではないけど、この世界観にハマれなかった。それでも最後まで観てしまうから魅力はあるんだろうけど…
独り者はダメ、恋愛してはダメ、相反する2つの社会が同居する世界。皮肉の度合いが過ぎる愛の話。
独り者は施設に収容され、45日以内にパートナーを見つけないと動物に変えられてしまうというルール。そもそもロブスターを選ぶ主人公なんて、エゴイストすぎて好感が持てない。
ロブスターは100年生きて、生殖能力が生涯衰えない。ロブスターの細胞には寿命がなくて、生きている限りは老化することなく若々しいんだそうです。
ランティモスはロブスターの生態をたまたま知って、この作品を思いついたんでは？と思えるぐらいの奇抜さ。
かっ飛んだ発想だけど、ちゃんと奥行きがあるストーリーなのはさすがだと思います。あと劇伴が品位を高めててカッコよかった。
バカリズムのドラマ『ブラッシュアップライフ』を思い出した。アリクイも悪くないかなと今作を観た今なら思える。
