好きな人は好きなんじゃないかな〜 私はあまり好きになれなかったけどね!って感じの作品。
なんか終始薄気味悪いし先の読めない気持ち悪さと情の無い居心地の悪さ。シュールともカオスともいえる不気味な世界観。
ただ、この作品が揶揄していた点については奥深さを感じた。
まず、人々は恋愛をするときに無理矢理共通点を探すということ。
この作品でいうと鼻血、近視、感情の在り方。私たちは普段恋愛をするときに無意識のうちに共通項を探し出しているように感じるし、ラストの主人公の行動はつまりそういうことなんじゃないか。
そして、強制と禁止からの逃亡願望。
そのほかにも細かなネタで表現してくる。
映像の撮り方や小物まで細部のディテールにまでこだわりを感じ、舌を巻いた。
しかし、話が淡々と、かつ不可解に進むので観進めるのがやや苦痛だった。