ルサチマ

すべてが許されるのルサチマのレビュー・感想・評価

すべてが許される(2006年製作の映画)
4.7
2回目 2021年7月17日 @横浜シネマリン

映画に出てくる文学部卒業後、出版社勤務の男は碌でもない大人が多すぎて、自分の将来の姿を見てる気持ちになるから憂鬱。

1回目 2020年5月24日

第8回『肌蹴る光線』
緑の芝生を輝かせる眩しい光に泣いた。
娘と11年ぶりに再会した父が散歩に出掛けた時に、最初のロングショットでは隣り合わせだったのが、次のトラベリングショットでは父と娘の間に友人が入り、観光をしたのちの正面カットで娘の方から父の隣へと歩み寄る、からのベンチで漸く2人が隣同士に座るっていうこの一連のシークエンスが見事。この絶妙に繊細な距離感をカットの切り替わりであっさり描いていく手腕を本当に見習いたい。
ヤク漬になった旦那を見限った妻が別れをいうところのワンカットも強烈。妻の一挙手一投足にガシャガシャ揺さぶられる。
ルサチマ

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