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放課後たちのFHTのレビュー・感想・評価

放課後たち(2013年製作の映画)
3.3
家庭教師×生徒 というテーマで描かれる4つのショートムービー。

1. 引きこもりの生徒の元に謎の家庭教師がやってくる。 ★☆☆☆☆
定点のアングルが多く、カメラ振りもイマイチ。物語のユニークさは突き出ているが、ストーリーの流れもうまく乗らず役者も乗ってこない印象。

2. 天真爛漫な女子高生が作る家庭教師物語。★★★★☆
藤江れいなが魅せるナチュラルな仕草や口調や感情の浮き沈みの表現がお見事でテンポ感を上げていく。
それにシンプルなキャスティングと内容であり深みがある。
セルフィーで綴るストーリー展開がリアリティーを醸し出していく。

3. 38歳浪人生が夢見る家庭教師との愛の形。 ★☆☆☆☆
ショートムービーにあたって5人以上登場人物を出すと穴が目立つ。
モブとして自然体に出たらいいが、それぞれに個性があり拾いきれず時間足らずな感じが出てしまう。ミステリーとして描いたら面白そうなキャスティングではあった。
あと、突然巨大化するアレもトリッキーすぎて笑

4. 思春期の中学生が家庭教師に初めての恋をする。★★★★☆
広瀬すずはやはりうまい。声量が全然違う。ここで使用した集音マイクが広瀬すずに負けてるんだよね。ちょっと割れている箇所もありました。彼女はとにかく表情が豊か。そしてその人物像の魅力を伝えるのがうまい。脚本もいい終わらせ方をしていていい意味でモヤっとした感じで終わらせてくる。甘酸っぱくも大人へと着々と成長していく様が描かれていた。
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