公開前試写により大まかな内容は抜粋。
恐怖より、SNS時代に生きている人達のなんでも安直に考えてしまう深層心理に特化したような作品でした。
Open the door!!的なTalk to meという言葉のセンス!
流行りやすい言葉リズムだし言いたくなるようなフレーズ。
ノリとその場の流れを大事にする謂わば、後の事など考えていない視野が狭い集団が起こす怪奇物語。
ドラッグのように降霊術を快感的に行ってしまう気持ちはジェットコースターとかに例えると強ち誰にでもある心理に思う。
90秒ルールを徹底して、ろうそくの火を消すや、ドアを閉める等、たくさんルールがある。
でもそれを守れば安全に降霊術が行えるというもの。
降霊術によって降りてくる霊はどれも気が狂ってるもので手を握ったものにしか見えない。
そんな霊の中にもし、自分の亡くした大好きな母親がいたら?
会話ができたら?
90秒というルールが永遠のように感じてしまうのではないだろうか?
そのルールを破るとどうなるのか?
この作品をホラーとして捉えるのは少し勿体無い。
ルールを誤ってしまった。
じゃあどうする?逃げるのか向き合うのか?
仲間は?苦しむ友人を見捨てるの?
という危機的状況に犯された時にあなたはどういう行動を起こしますか?という部分を楽しめる作品でした。