恐怖やサイコ、奇妙をピュアな愛とか優しさに変換できる監督はもうこの人しかいない!
またまた新しい視点というかストーリーを簡略化すれば絵本や童話のような単純明確なお話なのだが。
エマストーンの真実を見たいの!というピュアだが危険性もある選択を自分の意思で決め様々な感情を蓄える。
探れば探るほどたくさんのメッセージが隠されている作品。
人はなぜ哀れと思うのか?全ては他人との違いや背比べが原因か?
それを意識しすぎて自分で自分自身を窮屈にしてるのではないか?
モノクロの世界から色鮮やかな世界が広がる効果はこのルールだったり制限だったりを破り無数の選択肢を与えられた自由という名の無法地帯のようだ。
妊婦ベラの自殺により生死を彷徨うベラに天才医師が胎児の脳に妊婦の脳を移植。
これは人生のリセットのような捉え方もできる。
人生が始まって、冒険に出て成長する。
大衆映画のようなテーマをここまでえぐみを出すのはこの監督だけだろう。
大傑作!!