うん、「観てる間は」オモロい♪
ガチなアクションで話題の映画ですけど、例えば、体を駆使するどんなスポーツでも必ず「頭脳」が必要となるように、この映画ももうちょっと「頭脳」の部分(脚本)にこだわった方がよかったかもしれませんな〜
「オザキの道」理論も「FBIの道」も、どちらの言い分も分かるんですけど、決して交わる事のない二つの道を描きながら、その二つの妥協点を探ることしか描けてないので、主人公の「迷い」がいつまでも昇華されず、立ち位置も定まらず、だから何が言いたいかというと・・・
つまり
ルーク・ブレイシーが頭悪そうに見えるんです(えっ!?)
でも、肉体は別♩w
元ネタのキアヌは、こんなアホそうには見えんかったのにな〜w
いやいやルーク・ブレイシーがアホって言ってるんじゃないですよ(←必死w)
そういうふうに見えてしまう脚本に、思考が欠けてるんでしょうって事です
大きなキーワードとなる「オザキ8」ですけど、肝心の8番目については、なんと「おいらにもよく分からん」と主人公自ら丸投げw(←決定打)、シレーーと流されてしまう始末なんですね、でもそれはどう考えても重要だと思うのでここにちょっと書いときます
1フォースの噴出
2風の誕生
3大地の覚醒
4荒れ狂う水
5風の躍動
6氷の生命
7六命の極意
8究極の信頼
7番目の謎解きシーンもちょいとダサかったですけど、8番目が全く描けてない、というか、厳密にはラストで描かれてるし、それまでの仲間との関係が全てそうなんですけど、キチンと説明されてないという不親切さは、映画と観客の「究極の信頼」をもしかして試されてるのかい?
人の数だけ道があって
正義があって
真実があります
その中で、善と悪の領域(価値観)が、スリルと恐怖を共に克服することで変化していく(他人の価値観に同化していく)というのは、映画のテーマとしては抜群やのにな〜・・・
ま、でも、アクションシーンは案の定、凄かった(ここから持ち上げます♪)
陸と海と空、つまり地球!
ネイビーシールズもタジタジの極限の連続!
決死の技を連発させる肉体も凄いけど
空中を舞う札束の臨場感!
あのどデカい波を捉えるカメラ!
水中の神秘性!
ムササビの躍動感!
監督と撮影監督が同じ人って、スティーブン・ソダーバーグみたいな人ですね♪
ルーク・ブレイシーも惜しみなく脱いでくれるし、若くて濃いイケメンがその他大勢出てくるのも個人的には非常に眼福でした
ジェイソンボーンシリーズファンなら誰もが知ってるエドガー・ラミレスも、かなり素晴らしい♪(ベネズエラ出身)
ちなみにエンドクレジットがこれまた極限に長いので、電車の時間が気になる人、隣に人がいると気を使って立ち上がれない人は、通路側確保して下さいね!