ここまで心奪われる退屈なカメラワークはないねえ。
国から映画製作を禁止されても映画は撮れるよ。と言わんばかりにタクシー運転手に扮しながら定点カメラを駆使して(?)語る語るイランの実状。それも柔らかく。
女性は語る。犯罪は作られてるのよ、と。
少女は語る。すべて真実なのにわからない、と。
ここの現実にいると、牢獄に行きたくなる、海外へ逃げたくなる。だから何も考えない方がいいの。
うーむ、これイランの話とは思えないんだ。他人事じゃない。
初めての映画だった。要するにメッセージと熱意次第だ。少女のカメラワーク好き。