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ルシファー・ライジングのmareのレビュー・感想・評価

ルシファー・ライジング(1972年製作の映画)
4.5
カルトの鬼才ケネスアンガー
彼の中では1番好みの作品かもしれない。

ストーリーは意味不明。セリフも存在せずただただサイケな音楽とケバい映像のオンパレード。ちなみに当初レッドツェッペリンのジミーペイジが音楽を担当することになっていた話は面白い。しかし結局映画の尺を埋めるのには足りずアンガーによってお蔵入りにされている。
一見乱雑に散りばめられたモチーフが独特の色彩とともにこちらに訴えかけてくるためある種のトリップ感を覚えずにはいられない。マグマ、スフィンクス、魔法使いのような装飾をした女、魔法陣をぐるぐる回り出す男、そして最後には予想もつかない結末を迎える。
YouTubeで気軽に観れるので是非観てほしい。
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