しろくま

アクアマンのしろくまのレビュー・感想・評価

アクアマン(2018年製作の映画)
3.7
《海は全ての生命の源、我々そのものです》🐟🐟🐟
〝アトランティス人は水中で呼吸をしたり話ができたりするだけではなく、その体は低水温と高水圧に耐えることができ、その目は深海の闇でも見通せるのです〟

灯台守のオトンとアトランティスの女王のオカンの間に生まれたアクアマン。人類と海に暮らす種族の良いとこ取りのハイブリッドで、二つの世界の架け橋になるニューヒーローの誕生って思っていたら…。覇権争いのゴタゴタに巻き込まれ、海賊の恨みを買ってしまい大変な状況に…。

そして後半は〝インディ・ジョーンズ〟のようなお宝探しと、石に刺さった剣を引き抜いたものだけが本当の王として認められるっていう〝アーサー王物語〟、それに海の怪物は1998年のハリウッド版ゴジラのようなフォルムで、いろんな映画の良いとこ取りのハイブリッド展開。

〝パイレーツ・オブ・カリビアン〟のような波しぶきザバーンを期待して、劇場公開時は4DX3Dで鑑賞。最初の嵐のシーンは風とミストの効果は絶大で、臨場感が凄かったが、その後のミストの出番は少なめ。水の中に入ってしまうとほとんど機能しないってことね。ただ、海の中の景色は想像以上の素晴らしさで、3Dで観て大正解。

ちょっと気になったのは、海中で暮らす人々の食糧事情。たしか絵本に出てくる人魚は、魚や貝やタコなど海の生き物とお友達っていう設定だと思っていたけど、いきなり、水槽の金魚をパクつくオカン。笑いを誘うコミカルなシーンだけどドン引きだよね。金魚は淡水魚だから食べてもOKってこと?たしかに海藻だけじゃ物足りないのは分かるけど…。

視聴メモ:2023.04.09/071/図書館DVD(吹替)
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