Tallow

アクアマンのTallowのレビュー・感想・評価

アクアマン(2018年製作の映画)
4.0
「おっかさん役と言えばニコール・キッドマン」
ここ数年で観た彼女の出演作「LION」「パーティで女の子に話しかけるには」「聖なる鹿殺し」など、あくまでも主役を立て、脇に徹する演者でしたが、とうとうやってくれました。冒頭の20年前の造り込みが「若作り〜」と思いましたが、再登場のシーンの造り込みが盛り盛りで年齢不明感凄い。
DCもMCUも分け隔てなく、ヒーロー物は作品として物語がスタンドアローンである事が観る、観ないの一つの判断基準になっているので、非常に楽しみながら観られました。最終決戦の淡白さはありますが、ボムボムな衣装目白押しで決定的な物足りなさにはならなかったと思います。
ヴィランではないウィルム・デフォー、ドルフラングレンというキャスティングの妙も巧くハマってました。
海底世界のアトランティスのシアン、マゼンタの光だらけで網膜が若干疲れましたが海底火山と相まってブレードランナーっぽくみえたり、劇場で観たかったなぁと強く思いました。
主演のアクアマンの王になるまでのサイズの合ってないだっさいパンツがずっと気になってました。
映像特典でのジェームズ・ワン監督のインタビューは作品への情熱の注ぎ具合を見ると同時期に関わりのあった「死霊館」シリーズや「ジグソウ・ソウレガシー」など本人にとっては「それどころではなかった」のは非常に納得しました。
水中での髪の毛の映像処理のくだりも凄かった!183万円一週間で作った「ソウ」で有名になった頃からファンになって良かったと思える内容でした。ありがとうジェームズ・ワン!!!
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