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エベレスト3DのKeyのレビュー・感想・評価

エベレスト3D(2015年製作の映画)
3.8
「登れるのに、登らないのは罪」

誰もが登れる訳では無い。
登れるだけの技量があり、努力を重ねた者のみが登れる世界最高峰。

それが「エベレスト」の筈だった。。

ルート設定から高所順応、体調管理も医療スタッフの指導の下に。
大金を支払い、ガイド付きで登る安全な商業登山。

参加者は初心者では無く、名だたる山を登って来た強者達。
しかし、プロの登山家では無く公募で集まったアマチュア登山家を登頂させるガイドの負担はとても大きく、繁忙期のエベレストは多くの登山家達で溢れていた…

私もすごーく低い登山と言うよりトレッキングにハマっていた時期がありますが、山は本当に怖いです。
1000メートル位の山でもちゃんとルートを確認して行かないと、(ちゃんと目印があるんですけど…)普通に迷っちゃいます。
そしてキツイ!今までしてきたスポーツの中で
登山が1番キツイです。

それが8000メートル超え!しかも空気は薄く雪の中の斜面を登るなんて…
それは想像を絶するキツさだろう。
そしてその挑戦には命の危険、沢山のお金、家族の心配もついてくる。

今作は実際に1996年に起きたデスゾーン(死の領域)での出来事。

「決定権はいつも山が握っている」

自然の前では人間は無力だと痛感しました。


観終わった後に感じた既視感。
エベレストではこういう話はやっぱり良くあるのかな?と思ったら、
今作のアドベンチャー・コンサルタンツ隊に参加したジョン・クラカワーの原作本「空へ」を読んでました。
原作ではジョンの目線ですが今作はロブ・ホール目線で描かれているので、また読み直して見ると新しい発見がありそうです。
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