このレビューはネタバレを含みます
時代の描き方がものすごくリアル。
戦争映画、アニメーション映画の最高峰だと思う。
比較するなら、新海映画とは違ったリアルさ、描写。
白い呉のタンポポの中にある黄色いタンポポをしゅうさくが刈ろうとした時、「遠くから来たかも知れんし」と止めるすず。自分と近い境遇のタンポポにシンパシーを感じたのだろう。
時より来る重たい重たいワンシーン。
けいこの「はるみ、帰ろうか、はるみ」自分の子供が潜水艦の名前なんかを覚えてしまう世の中になってしまった。このまま呉にいたらいけない。そんな思いが伝わる。
鈍感ながらも、逆境に対して強く生きるすずに涙しそうになった。
これは本当に観るべき映画だ。