なんだろう。
見終わった後もスッキリするわけでもないし、見ている自分も、映画の中のみんなも、世界にいる人全てが今も生きている。
どんなことがあったって、何が起きたって、生きている限り、必死にその瞬…
幼い時のすずさんはのんびりおっとりしてそれでいて芯の強い女の子だった。
初めに空襲受けてからどんどんその間隔が狭まってくるのすごい怖いな…
晴美ちゃんが地雷で亡くなって、すずさんも
右手を飛ばさ…
2023/05/31 視聴
岡田斗司夫が激推ししてたので、見てみた。
ん〜…正直あんまり言語化できない。
めっちゃ感動ってわけでもないなんだろうこの虚無感。
岡田斗司夫も言ってたけど、泣けない。…
これは映画だから、酷く悲しいことが優しく描かれているのかもしれない。
でもその逆に、何でもない出来事が、かえって残酷に映ることだってある。
印象的だったのは、お兄ちゃんが亡くなって骨になって帰って…
爆撃や空襲のシーンは、決して派手じゃない。むしろ淡々としてた。
でも、それがどれだけ人のふつうを壊していったのかが、伝わってくる。
すずがある出来事をきっかけにあるものを失うシーン、涙が止まらな…
すずのキャラクターとのんの声がぴったりでとても可愛らしい。
悲惨なのに、悲しさより心が温かくなる映画だった。不思議な感覚。
太平洋戦争時の広島・呉が舞台なのだが、終盤まで、ずっと普通の生活が描か…
戦時中にも当たり前に人々の暮らしがある。
その民間人の生活に焦点を当てた映画だからこそ、感じるものが多かった。後世に残すべき大傑作
『大事(おおごと)じゃ思うとった、大事じゃ思えた頃が懐かしいわ』…
画面上、昭和20年を刻む日付が苦しい。
夏に近づくにつれ、隔週、日ごと、分単位で記録される日々。まるで時計のごとく、秒単位で映し出される日常は、それだけ一分一秒が長く、でも愛おしくも感じられた毎日だ…
ずっとhappyだったからこその重さ。苦しくなる。感情移入しすぎちゃう癖があって辛かったなあ。今の時代を生きている人間が味わうことのないであろう、1食1食への感謝有難み。スマホを見ながら食べている場…
>>続きを読む(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会