悠

この世界の片隅にの悠のレビュー・感想・評価

この世界の片隅に(2016年製作の映画)
4.0
【昭和20年、広島・呉。
わたしは ここで 生きている。】

消すことのできない過去の中で、その日常に、人のあたたかさが確かにあったこと。それは救いなんじゃないかな。 タイトルバックのたんぽぽみたいに、失ったものの陰で、世界の片隅で起きていた、日常の奇跡。

「みんなが笑えるのが一番ええ。」

今を生きる人は、本当の戦争を知る声を、直で聞けるぎりぎりの世代で、その中で生まれたとても大切なものだと思う。多くの人が、この映画に足を運んでほしい。
悠