MaruyamaRyo

この世界の片隅にのMaruyamaRyoのレビュー・感想・評価

この世界の片隅に(2016年製作の映画)
4.5
日本版ライフ・イズ・ビューティフルだと思う。

戦争ものは、教科書的だったり、非現実的に感じてしまうことが多いが、この作品は自分もその時代を過ごしたように感じてしまう。
主人公たちは、ただ日常生活を送っているのに、戦争が入り込んでくる作りがそうさせる。

おっとりな性格の主人公すずが、終戦日に叫んだセリフは、その性格からは想像つかないものだが、当時の多くの人もそう考えたに違いない。と思えるほど感情移入してしまった。

終戦後も時間を割いて描いていたのも良かった。そりゃ8月15日で全てお終いな訳がない。

キャラクターたちがみんな個性豊か。そいつらがフッと居なくなってしまうのが悲しいというか悔しい。

でもこの映画、コメディなのがまた凄い。
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