広島出身として絶対に見ておきたい作品であると共にそうでない人たちには尚更見て欲しいと感じる作品。あえて押し殺したようなじわじわと迫る日常の悲しみに胸が痛くなりました。ところどころ、戦争の基礎知識がないと察することの出来ない描写がありましたが、それがまたリアルで、当時の世界へ観る者を溶け込ませてくれた気がします。
当時の暮らしぶりや常に近くに存在する戦争と死。やっぱりこんな状況は二度と繰り返してはいけない。
奪われてくものがたくさんある中でも、1人では絶対に超えられなかった悲しみも、人がいるから、支え合うことで乗り越えられるんだということも改めて実感。
今の自分の自由と幸せを噛み締めよう、そして誰かのためになる生き方ができたらいいなと思いました。
こういう時代があったことを忘れちゃいけない。覚えていれば、死にたいとかは簡単には言えないはず。
