不思議な気持ちになった。自分としては新しい感情がわいたという点での評価。内容はだいぶ気味悪いしまた観たいものではないけど、みんなのレビュー観てるとなんか改めて考えさせられるものがあるなぁって…。
『家族』という言葉にある重み。
大切な友人のことは、血縁がなくとも確かに『家族』のように思う。ではまだよく知らないフレンドリーな人が『家族』のように接してきたら…これも、例えば自分も当時よく泣いていた、世界ウルルン滞在記のように温かい感動ストーリーになったりする。（古い）
けど、そうじゃない。
『家族』という言葉に隠された、嫌な重み。気持ち悪さ。見えないしがらみ。圧力。恐怖。緊張感。『家族』の一員として、ここで楽しく感じないと、大切に思わないと、嬉しくならないと、そんな風に自分の感情のあるべき姿がいつのシーンもついて回る。
そして、『信じる』という気持ちの難しさ。
重い愛でした。
当然だけど、私が感じている大切な人たちとの絆（家族）とは完全に別物だった。けど、自分の体験を何億倍にも大袈裟にすれば、こういうことあるよねっていう共感する点もあるようで。だからやっぱり、不思議な感覚でした。
