2016.12 楽天地
のんちゃん最高でした。
あまちゃんといい今作といい、独特な現地の訛りをどうしてこんなにも上手く表現出来るのでしょうか。
彼女の一声で一瞬にして舞台の世界に引き込まれていきました。
「ありがとう、この世界の片隅にうちを見つけてくれて」
見た人はこれだけで、すずちゃんの訛りで脳内再生されちゃうようになってしまうのがすごい。
監督の方言へのこだわりもすごいらしいですね。
内容は戦争中の壮絶な暮らしの話しなのに、すず目線で見ると普段と変わらない日常で、ところどころでクスクス笑える部分もある。
映画を見てても、だんだん戦争が普通の日常になっていく感じが怖かった。
とんでもない出来事が起こったとしても、人々の生活って案外そんなものなのかなと思った。
それでもそんな時代を不器用ながらも懸命に生きたすずちゃんにまた会いたくなる。
そんな作品です。
コトリンゴの音楽も大好き。