眠れない夜に鑑賞．
手に届くモノを大切にしたいなって思った．
また観たい．
戦時中、紙の上では悲しみで張りつめているような時期、それが広島や呉なら尚更、戦時中の生活と言えば「はだしのゲン」であり、悲惨さを伝えるのは「蛍の墓」や「ちいちゃんのかげおくり」。
あのような戦災のなか、笑顔を絶やさぬように懸命に暮らす人々が確かにいて、悲しみの歴史だけど、明るく活気もあったという視点を持たせてくれる。戦時中の思い出を一緒くたに悲しみのブラックボックスへ放り込むことを防ぎ、当時の全てを批判せずに語り合える機会を残してくれる。その事が嬉しい。戦争の悲しみを学んできた大人にこそ観てほしいと思えた。
また、光が見えるから頑張れる、手を差し伸ばせるということがあると思う。被災地の救援にも繋がる意識だと思う。
