母ちゃんは強い。ダメな父ちゃんはちっとも安心できなくて、泣き顔を見せない娘に泣かされて、素晴らしい演技だった。
旅行にいく車の窓をあけて笑う子ども達に、自分の記憶が重なって昔を思い出しちゃった。ストーリーよりシーンが残る。
まだ小さかった夏休み、祖母の家に向かう高速道路。窓を全開にした車の中でブランケットがばたばた音をたてるのを面白がって、ただそれだけで妹と笑ってた。
あんなに楽しめる気持ちはどこに行っちゃったんだろう。
成長するうちにいつのまにか色んなことが心配になって頭で考えるようになってしまった。あの頃、心配しないで生きられるほどきっと愛されてたんだなと、あー切ない気持ち。
最後はつまりそういうことだよね..