KiKi

湯を沸かすほどの熱い愛のKiKiのネタバレレビュー・内容・結末

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

母の愛、家族の愛、支えてくれた人への愛、応援してくれた人への愛。湯が沸くほどに熱く、あたたかい愛のある映画。
残りの人生がたった二ヶ月と聞いて、自分は何ができるのだろう。何をするのだろう。自分のために生きるのか、残される誰かのために生きるのか。
母というのは家族の中心で、それが全てで。母が考えることが子どもにうつって子どもも母と同じ考えをするようになったり。お母さんがいることもいないことも、その人の人生の中で絶対に大きなことで。
病院でお母さんが「生きたい、死にたくない」と声なく叫ぶシーンは本当に心打たれた。
この映画で1番よかったのは杉咲花の演技で、急にブワッと泣いたり一点を見つめたりする演技とか、あの幼さの見えるけれど大人っぽい喋り方、この人にしかできない演技だと思う。

とにかく終始感動して、気づいたら泣いていた。本当に素敵な映画だった。
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