LUM

湯を沸かすほどの熱い愛のLUMのネタバレレビュー・内容・結末

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

涙が、自然と溢れて止まらない。
結構初っ端からそんな状態だった。
いじめに耐える杉咲花だけで、もう、胸が痛くて。
お母ちゃんが好きだし尊敬しているけど、自分とは違うタイプの人で私はそうなれない、と思ってる感じが、親子でもこういう風に思うことあるんだなと切なくなった。
宮沢りえ演じるお母ちゃんは強くて可愛らしくて。
とても魅力的だった。
自分の余命を知ったとき、暗い銭湯で閉じこもるんだけど、娘からの電話には気丈に応対して、それ以降はその暗さを見せない。
そのイズムは娘たちにも受け継がれてて、母の見舞いに行くときは悲しい顔を見せない、って決める。
死期の迫る母を見て泣きそうになるけど、必死に堪えてすごく素敵な笑顔を見せたとこ、涙腺崩壊で…。
杉咲花ちゃんすごかった。
観ててずっと思ったのは、女は強しってこと。
でも、散々のらりくらりしていっつも同じテンションの父が、最後の最後感情思いっきり出して泣きじゃくるのにはもう。
オダジョー、あれはずるい…。
それぞれの人物がよく描かれていて、余計あの家族を見守っちゃう感じだった。
みんなちょっと優しすぎるよ〜とも思うけど、全てはお母ちゃんの力。
劇場で観れてよかった。
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