このレビューはネタバレを含みます
母の愛は深く強いの言葉に限る映画。
役者の入り込み方が画面越しにでも伝わる様な演技。
印象としては、1つの家庭の衣食住の映し方が。特に食のシーンでは、しゃぶしゃぶを食べるシーン1つで家族の繋がりの変化を感じれたりもした。
タクミ君との車内での会話が一番好きなシーンで、死ぬ時が近づいてる時に「クソみたいに時間がある」と言われて「そのクソみたいな時間に付き合ってると考えると反吐が出る」という掛け合い。何気ないトーンで言ってる様に見えるけど、生きたいという気持ちが押し出された一言なんだと思うと胸が痛くなった。
別れ際にはタクミを抱きしめて、タクミに対しての目標を与えるというシーンでは、双葉は娘だけでは無く誰に対しても熱く愛を注げる女性なんだと思える。
愛で湯は沸かせる。