主題歌であるきのこ帝国の｢愛のゆくえ｣が元々とても好きだったので、さらにぐっと来た。
久々に、嗚咽を我慢するくらいに泣いた…ものすごい愛。登場人物にはそれぞれに抱える悲しみがあって、それをできる限りで乗り越えていく強かさ、元気をもらった。
よかった。
ただ、悲しいことに現実ではなかなか宮沢りえのようになれる人は少ないのではと感じる。愛が極度に不足して育つと、それを乗り越えて愛を体現できる確率は低い気がする。もちろん絶対ではないのだけど、虐待を受けて育った人が虐待を繰り返してしまいがちなように…。
だから、こうした映画は理想の形ではあるので、啓蒙になるといいなとは思う。
愛は、与えるものなんだろう。
