びーばー

湯を沸かすほどの熱い愛のびーばーのネタバレレビュー・内容・結末

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

違和感しか感じない。
なんであずみに自分の人生の選択をさせないで、双葉のタイミングで一方的に「いま乗り越えろ」「いま実の親の存在を飲み込め全て許せ」と強要するのか。
なぜ自分が死ぬと分かった時に娘にその後の人生の糧となる何かを与えようとするんじゃなくて、「彼氏に見せるための下着」を買ってやろうと思うのか。
なぜ大人である父親には「お願いします」と頭を下げてちゃらんぽらんに遊び散らかしてても何も言わないのに、娘には大黒柱になれと言わんばかりに厳しくするのか。
なぜ行きずりの若者を唐突に抱きしめたり特に関係ない少女を優しく世話したりして「良い母親っぷり」を見せつけたり、探偵のネクタイをわざわざ何度も直して「良い女っぷり」を見せつけることが個性みたいに表現されてるのか。
なぜ父親と若者はひたすら「酒飲んでタバコ吸って女遊びして」で、急にやってきたあずみの実母やあずみが台所に立つのか。
父親だって家事ができるのに、双葉はさせない。父親もしない。なぜなのか。
なぜ高校生にもなろうという娘と、小学生の娘と、元妻だったけど今は別のところで暮らして自分の生活がある女と、その全員を捨てた無責任な男が「家族風呂」の様相を呈して、感動っぽく演出されるのか。
全体的に、キモチワルイ。
びーばー

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