思い返せば、宮沢りえの作品ってあまり記憶にないのです。
だからなのか、ビジュアル的には大好きな容姿なりえ様なのですが、どうにも熱苦しそうなイメージを勝手な抱いていて、しかもこのタイトルなので、なかなか二の足を踏んでおり。
Netflixで観れるーってなっても、いや真夏には暑すぎるだろうと敬遠してたよね。で、ようやく涼しくなったので鑑賞。
観るまでの葛藤というべきか紆余曲折というべきか、満を持して観れたわけですが、感想としては、まあ良かったです◎
もっとファイヤー的なむさ苦しい厚かましいオバさん的な要素あるかと構えてましたが、そこまでではなかった、かな。いや、構えていたから迎え撃てた、とでもいうべきか。
なかなか、"逃げちゃダメ"的な発言は、思春期もといイジメの確度高い環境ではNGワードだと思うですよ。私が言われたら、家出たくなるとおもうし。
なので、内容的には、ビジュアルがりえ様なのでカッコいい強い母ちゃんで通ってるけど、ビジュアルが真逆だったら観るに耐えない代物になってしまうのでは…と思ったりしました。
そんなでも、母ちゃんの抱えてきたものの重さと、周りへの愛の深さが比例以上な描写？で、母ちゃんの愛が凄まじく、こんな人居たら立ち話でもしたいな、と思っちゃいます。そのくらいのスコーンとした距離感で、いいタイミングで出会える存在だったら最高だよね。
物語の展開的には、中盤、おやっと深くなる階層があって面白くなったけど、総じて余命いくばくかのストーリーって絶対泣いちゃうので、それに押切られた感が拭えなかったです。
