私は大好きです。
扱っているテーマが幾つかある中で、トランスジェンダーについてはずっと心の奥深いところで長年の関心ごとです。
(一応卒論のテーマでもある)
昨今でいうLGBTとかLGBTQとか、なんとなく私は世間の取り上げ方が気に食わない…
そんなところをほんの少しすくい上げてくれたような気がした描写(面接のシーン)もちょっとよかった。
あと、多くを言葉で語らない構成もとてもすき。
上映前からとても楽しみにしていて、公開を待ち望んでいたのに、当時住んでいた米子で公開されず、、、(白鳥のまちなのに。)
ネトフリで観れるようになって、わーいだったのですが、なかなか自身のテンションと折り合いがつかず、ようやく観ることができました。
さて本題。
予告はもちろん当時観てましたが、今日いざ観るぞってなって、そういえばインタビューとかも避けてたし、あまりあらすじを知らないなーと思いながら観たんです。いつもの事です。
だんだんと母親の眼差しになっていくなぎさが本当に…こちらが抱きしめたくなりました。
“親は子のために”がひとつの投げかけです。
そこに自己犠牲があったり、見栄であったり、こどもは観る目を持ったこどもほど、早くに傷つくことも多いのだろうか、、など。
そこには万人に共通する解は無いだろうけど。
最後にいちかがコンクールで踊りながら回想するシーンでふと、”なぎさ”って”渚”のような人だったんだなぁと感じて思い更けていたら、”凪沙”でした。ちゃうやん。
わたしこれ、刃物をシルクか何かで包み込んだような(シルクは綿より温かいんやで。謎の関西弁)優しい作品だと思いました。すきです。