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顔のないヒトラーたちのmakingのレビュー・感想・評価

顔のないヒトラーたち(2014年製作の映画)
3.5
駐車違反して罰金を負けさせようとした挙句逆ギレかましたマレーネ、劇中だといい女枠だけど冷静に考えたらとんでもねぇ奴だし、正義感の塊みたいなヨハンがそんなマレーネ好きになっちゃうのもそれでいいんかって思った。

でもヨハンがやり遂げたことは偉大だし、後々のドイツの教育や国民性に影響を与えたことは間違いないと思う。
ドイツが戦後、ナチスやホロコーストのことを教育から遠ざけていたことや無かったことにしようとしていたことは知っていたけど、あれほどあからさまだとは思わなかった。
ヨハンとトーマスの収容所での会話に象徴されるよいに、人々の記憶に留まり続けなければ、そこに何があったのか、そこで何があったのかということは無くなってしまう。

あとヨハンはナチスに加担していた人は沢山いることを分かっていたのに、自分の父親はそうでは無いと勝手に思い込んでいたのが面白いなと思った。非現実的楽観主義ってやつですな!
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