アウシュビッツ強制収容所でのホロコーストに関わった容疑者を裁くために一人の検事が奔走する、史実を元に制作された本作。
「"そうするしかなかった"時代に生きた人間の罪を暴き償わせる」とはどういう意味を持つのか。そんな事を考えながら鑑賞した。
また、「あの惨劇は他国のプロパガンダであり、歴史的な捏造だ」という意見は今日の日本でも、ふと耳にすることのあるフレーズだったりするので背筋に寒気が走る思いがした。
罪の露呈を"恥"とは別次元で受け入れた道末に、より良い未来が待っているんじゃないかという事をこの映画は伝えようとしている様に思えた