シャザムのキャラクター同様、映画自体の迷いのない幼稚さが爽快でした！
超人的なパワー×頭の悪さ×無鉄砲さが合わさるのは本当に危ない(笑)
大作のアメコミ映画ということで、バイオレンス描写がマイルドになるのは致し方ないだろうと思うのですが、それでもギリギリを狙った残虐性やホラー演出が詰まっていて、その工夫も嬉しい作品でした。
ヒーローとヴィランが表裏一体であることを「家族」をテーマに描くドラマ部分もよかったです。クライマックスに向かう最終決戦への入り口が「家」なのはとても象徴的。
「家族」は強い絆で結ばれた信頼できる存在であり、一方では呪縛のようでもある、という深いところにまで切り込んだ鋭さも見事だと思いました。
