ロマンポルノ最強のパワー系女優、風間舞子が陰茎のみを信じ、絶え間なく沸き上がる性欲に突き動かされながら社会の底辺を這いずり回りサバイブしていく傑作。こういった東映的な生々しいセックスと暴力の映画を観念とイメージの作家、加藤彰が撮っているのがまた最高で、静と動、衝動のあとの空白、土佐犬・風間舞子を包み込むように飼い慣らすインテリ・加藤彰、奇跡のケミストリー。銃の暴発から破裂する手!木彫りのバイブ!これがポルノ「映画」のど真ん中。いまだに『(秘)色情めす市場』あたりで騒いでいる場合じゃない、見てなきゃすぐに見るしかない。