久しぶりのレビューになります。
「第29回ホラーに負けない会」タイトルは「残穢」ゆきさん選択作品です。
一言で言うと陰湿でイヤな余韻残る作品でした。これは怖かった…。いや、まだ余韻が続いている。しばらく続くかもしれない…。
落ち着いても何かの拍子に思い出しそうな感覚…。
今までにないホラー感覚を体験した感じです。
前回の「ハイテンション」に見られたようなグロさ含むホラー要素はほとんどありません。地味な作風です。
インパクトある殺害シーンは気持ち悪くもなり、目を覆いたくもなりますが、逆に作りこみの甘さやハデすぎる演出があると(噴水のように噴き出す血や切り落とされた首の断面など)現実的な知識から乖離することもあり
怖さが中和されます。
本作に漂う恐怖はリアル感…
小説家の「私」が謎を解くために過去にさかのぼり調査を進めて行きます。
その時々に起きていた事象は気味が悪い…。特に座敷牢の記事の写真は本作においてはかなりのインパクト。
怪奇な話しと話しがつながって行き、大元の事象は判明、冒頭のシーンとつながります
穢れの伝承…。地縛の念とかにも繋がり、イメージがしやすい…。
今、住んでるここも?なんて気になってしまいます。
淡々と進んでいく調査で判明される奇妙な事象と自身の経験上の知識とがつながるリアル感…。
イヤーな嫌悪感が持続する作品でした。
ちょこちょこネダバレ感想
終盤の編集者のキーボードの灰〜のシーンはなくてもよかったかも?
さすがにインパクトが薄すぎたためか?
(不気味は不気味なんですが…)
淡々と煽る作風のままの方が良かったように思えます。
むしろ穢の元凶となった炭鉱事故で焼死する際の恐怖、無念、怒りをよりインパクトある映像で挿入し、まだ繋がって行く…というラストに繋げた方がよかった。
進学や就職でこれから一人暮らしを始める方に是非おすすめしたい作品です。
→イジワル💦
経験したことのないホラー作品。
いまだにイヤな余韻残っています。
今回も皆さんのレビュー、コメント楽しみてます。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました😊