“いつもの好きなお約束”が観れる安定感がこのシリーズの素晴らしいところ。危険な状況に身を置く無実の人々に代わって正義の鉄槌を振るう凄腕の元特殊工作員に扮するデンゼル・ワシントンがひたすらかっこいいです。彼のスキルが善人な弱者に役立つのであれば躊躇することなく行動に移してしまうのがこのキャラクターの魅力ポイントです。
タクシードライバーに転職されたのですね。今日も鋭い洞察力で苦しめられている弱者を見抜き、都会に潜む悪人を秒で蹴散らしていきます。
タクシー業の常連客やご近所さんとのユーモアを交えた会話から気さくな人柄が伺えて、なんか気軽に声かけても温かく応じてくれそう。
今回は彼の身近な人に悲しいことが起きて復讐の鬼になるパターン。悪ワル悪なヤツが狩場へと導かれ清々しいほどに一掃されるのを見て楽しむ映画ですね。
“いつもの好きなやつ”ではありますが、大戦中に生き別れとなった姉弟エピソードや、絵に才能がある高校生のエピソードを絶妙にブレンドすることで、鮮やかにマンネリ化を回避させているのも見事かな。
次回の第3弾でシリーズのラスト。続きを観たくなるぜ…。
